最初に書いたのがこの「TKの夢」です。ときどき、憶えておきたい夢を見ます。法哲学黙示録「セッション」は、忘れようがない夢でした。

しばらくしてから意味が分かる夢もあります。そういう夢はたぶん忘れないと思うのですが、細かいところは消えてしまうので、いちおう書き残しておく意味がありそうです。


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TKの夢

音楽プロデューサーTK主催のイベントに招かれて話をした。反応はまずまず。ほとんどの聴衆のお目当ては全く別なのだから、上出来というべきか。

その後のパーティで、偶然小柄な彼女の隣になった。歌手で、たしか昔TK氏がプロデュースしていたはず。今も歌ってるんだっけ? 芸能オンチのわたしには分からない。さて、当たり障りのない話題はなんだろう。ふたことみこと言葉を交わしたとき、音楽が流れてきた。わたしも知っている、彼女の昔のヒット曲だ。
そのとき彼女の口をついてでたのは、ひょっとしたら彼女にとっても思いもよらぬ言葉だった。

「きょう、わたしの誕生日だったのよ」(でも、誰も気づかない)
−−‥‥。(みんなに知らせなければ。でも‥‥)
ことばがでないまま、どうするか決められないまま、それでも反射的に体が動こうとした。すると、彼女が、わたしの体に手をかけて唇に軽くキスをした。柔らかくて冷たかった。

たぶん不思議そうな顔をしているわたしに彼女はこう言った。
「いいの。もう平気だから」

今はもう平気。かつては平気じゃなかった。平気じゃない自分がイヤ。慣れたんじゃなくって平気なんだ。もうだいじょうぶ。優しげに浮かべたほほえみから思いが伝わる。

その時はじめて、わたしは彼女のイニシャルもTKであることに気づいた。



2002.6.28 5時前くらいに見た夢
彼女のファンでもないわたしが、なぜこんな夢を見たのかフシギだ。
この夢の意味が分かるときが来るのだろうか。

目が覚めたとき、妙にリアルに唇に感触が残っていた、のでますます不思議だった。