発売半周年


きょう6月8日で、『「おろかもの」の正義論』が発売されてちょうど半年だ。

アマゾンの発売日は7日、奥付は10日、書店によってはもっと早く陳列していたという。でも、わたしが編集者から聞いた発売日は8日。だからきょうが半年目。

率直に言うと、あんまり手応えがなくて残念。増刷にすらたどり着いていない。

  なんとなく、ページを繰ってみる。
  思わず、苦笑する。

  なんて無様なんだ。
  そして、なんて果敢なんだ。

熟練した書き手ならどうか知らないが、わたしがものを書くと言うことは恥をさらすということでもある。自分の書いたものを読むと、あからさまな不手際に気づいて悲鳴を上げそうになったりする。

でも、無様であればあるほど、その向こう見ずな勇敢さに胸が熱くなる。未熟で無謀。分不相応。さっさと諦めたほうが楽になれるのに、なんとまぁみっともなく必死に挑み続けていることだろうか。

何度も言うけど、わたしは書くのが大嫌いだ。書くのを止める理由をずっと探し続けている。そして、もうすぐ見つかるような気がしてきてもいる。もうそろそろ、いいんじゃないか。

でも、そんなときふと自分の書いたものを読み返すと、過去の自分がちょっとだけ勇気をくれる。



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